ご存じの通り、すぬーぴーという犬を飼っている。
すぬだのしゅぬだのちゅぬだの宝物だの呼んでいるそれである。(今日はすぬ山田先生である。)

先日、家族大慌ての事件があった。

どうやら、ちんちんがかゆいらしく、やたらとちんちんのあたりをなめており、あまりにかゆいのかちんちんを噛んだりしていた。
そしてあれよあれよというまに、真っ赤に腫れてしまった。

我が家母、父、祖母の三人衆は、大慌てでマキロンをつけるかだのなんだのと騒いでおる。
つのは、病院につれていこうと一括し、家族総出で病院に駆け込んだ。いぬ一匹に四人の大人が付き添った。(つまりは過保護である。)

診断してもらったところ、ただ荒れただけだったようで、おくすりをもらい、エリザベスカラーをつけてもらった。患部をなめないようにするラッパのようなものを頭につける処置である。さらにエリザベスカラーをきちんと固定するため、細く切ったタオルを首にまかれた。
なんとも情けない姿だ。
しかしこれで一週間ほど過ごさないといけないのかとおもうと胸がいたくなった。
すぬはその日から田吾作に改名することになった。

数日たって、また一家一同震撼する出来事がおきた。
すぬのちんちんをみていると、なんとちんちんに赤黒いものができているのだ。
なんということだ、ただの荒れではないのか?
なんかの病気であったらどうするのか
などの家族会議が行われ、病院にまた大急ぎで電話した。
大変です、すぬのちんちんになにかへんなものができています!
急いでつれてきてください、病院もそういった。

そしてまた一同でいぬ一匹を運んだ。

深刻な顔で診断室にはいる。
手にはじっとりと汗をかき、心臓は嫌なおとをたてていた。

先生は患部を見ながらはっきりといった。

かさぶたです。

そう、我々はかさぶたごときで大騒ぎしていたのだ。

親バカならぬ犬バカとはこのことである。

ほどなくして、すぬはかさぶたもはがれ田吾作姿から解放されたのであった。