おばあちゃんが、数値異常で救急車で搬送、緊急入院になった。

パパからママに電話がきて、あと2~3日の寿命かもしれないと言われた。
ドラマでしか聞いたことない言葉を現実で言われたとき、人は現実を受け入れられず、口を開けたまま固まる。

家の近くの病院だったので、すぐにかけつけた。

コロナのため入院になると、面会は禁止。
入院になる前が最後のチャンスかもしれないと。

応急処置の部屋にいくと、ぐったりと色んな器具をつけられたおばあちゃんがいた。
胸がいたかった。

おばあちゃんとは、年に一回お正月に会いに行くだけだったけど、いつもやさしかった。
わたしが大人になるにつれ、なにをしゃべっていいか分からなくなってきてうっすら気まずさが漂うようになっていた。

パパが、「ちーいるよ、わかる?ちーがきてるよ」
と呼び掛けたが、うっすら分かってるのか分からない反応しかなかった。

わたしは我慢できなくなり、
その部屋を出て、一人泣いた。

この年代の女性はみなつよい。本当につよい。
齢91。
救急車に乗る前に、死ぬほど具合が悪いのに自分で身支度をしようとし、トイレにもいかなきゃと言っていたらしい。
わたしは、おばあちゃんの世代の女性たちを尊敬する。

いま、おばあちゃんは入院して数値は機械で安定しているものの容態はいまだ変わらず。

家に帰って、
今年のお正月にめずらしくくれた、
ビーズでできたティッシュケースをみて
またこみあげた。

回復したら、もっとおばあちゃんにやさしくしよう。喜んでもらえることをしようとおもった。

大事な人はいついなくなるかわからない。
そうおもって、めいっぱい大事にしていこう。